ベビーシートって実際どうなの?

2024年 2月4日 | ブログ, 新生児から使えるチャイルドシート

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退院時から使える新生児対応のチャイルドシートは、大きく分けて2種類あります。

・新生児~4歳頃までのチャイルドシート

・新生児から15ヵ月頃までのベビーシート

 

「ベビーシートが気になるけど、実際どうなの?」

「重たいって話を聞くけど、どうなのかなぁ」

と迷っている方の参考になればと思い、ベビーシートのメリット・デメリットを書いていきます。

 

 

 

ベビーシートのメリット

 

赤ちゃんを乗せたまま運ぶベビーシート。

赤ちゃんを乗せたまま運ぶベビーシート

眠った赤ちゃんを起こさずにお部屋の中や、ベビーカー、車の中へと運べるのが特徴です。

取付も専用ベースを使用したISOFIX取付と、本体だけをシートベルトで取り付ける事も出来る為、ご実家の車やご友人の車、カーシェアリングやレンタカー、タクシーなど、様々な車への付け替えが容易です。

また、部屋の中でバウンサーとして使えたり、外食先やご友人宅などで、お子様を乗せたまま置いておけるベビーチェアとしても使えたりと、チャイルドシートの枠に収まらない部分もベビーシートの魅力です。

この便利なベビーシートで得られるベネフィットは、

【つかの間のホッとできる時間です】

赤ちゃんは個人差がありますが、月齢6か月頃まで一日の半分以上を眠って過ごします。

赤ちゃんの睡眠パターン

眠った赤ちゃんを移動するとき、そーっと抱きかかえるところまではなんとか眠っていてくれますが、そのままベッドやベビーラックに乗せた瞬間、目を覚まして泣き出してしまうことが多々あります。

それが、俗にいう「背中スイッチ」です。

背中スイッチが発動した赤ちゃんを寝かせ付けるために、5~10分抱っこして背中をトントンしたり、授乳したり、ドタバタしますし、ずーっと泣き続ける赤ちゃんを抱っこしているのも、相当のストレスが掛かります。

夜泣きをあやすママ

ベビーシートは、よほど大きな音や振動を与えない限り、赤ちゃんが目を覚ますことが無く、背中スイッチが発動する事もありません。

私自身、ベビーシートを使用しましたが、特に帰宅時に眠っていてくれることが本当にありがたいと思いました。

帰宅後、赤ちゃんが眠っている間に、買い物や荷物の整理をして

「ちょっと茶でも飲む?」

みたいな、つかの間のホッとする、息抜きできる時間が取れます。

ちなみに、この恩恵は車のお出かけに限った話ではありません。

ベビーカーでお散歩して帰宅した際に、赤ちゃんが眠っていた時には、まったく同じ恩恵が受けられます。

チャイルドシートだけではなく、お出かけ・育児のお助けグッズとしての側面が、ベビーシートが人気である理由の一つです。

しかし、こんなに便利なベビーシートも、全ての方にオススメ出来るものではありません。

 

ベビーシートのデメリット

 

デメリット①:重量

 

軽量タイプでも3㎏台、退院時の赤ちゃんの体重を3,000グラムと仮定すると、すでにこの段階で合計で6㎏になります。

駐車場からお家までの距離がある方や、エレベーターのないアパートの2階・3階だと、6㎏以上のベビーシートを持ったまま階段を上がったりしなければいけません。

重いに持つを持つママ

いくら子供を起こさずに連れていけるとはいえ、デメリットである重さが勝ってしまう環境です。

逆に、お住まいが戸建ての場合には、持ち運ぶ距離・時間が少なく、エレベーター付きのマンションの場合には、ドッキングできるベビーカーと組み合わせて使用すれば、戸建て同様に持ち運ぶ時間が少ないので、デメリットを感じることは少ないでしょう。

その他の要素として、主に運ぶ人がパパなのか、ママなのか、その方の体格や腕力によっても変わります。

口コミを見ると「二人目の出産で買った、一人目から使えば良かった」と、書かれている方が多くいらっしゃいます。

お子様を一人育てられている事で、重さへの耐性と筋力がついたからかもしれません。

母は強しです。

 

デメリット②:使用期間に個人差がある

 

使用期間が新生児~15ヵ月頃までとなってはいますが、お子様の体格によっては、1歳前後でサイズアウトしてしまう事も少なくありません。

また、基本的にベビーシートは寝かせる形に近いため、お子様の性格によっては、サイズではなく寝かされた角度を嫌がってしまう場合があります。

もちろん体格的にも性格的にも問題なく15ヵ月頃まで乗ってくれる赤ちゃんもいます。

ただ、こればかりは生まれてきてからじゃないと分かりません。

ですので、
「15ヵ月まではベビーシートを使って、そのあとは15ヵ月から長く使えるジュニアシートにすればいい」

と、お考えであったとしても、それがうまくいかない場合がある事も、想定しておいた方がいいでしょう。

 

デメリット③:ベビーカーの選択肢が狭まる

 

ベビーシートは、べビーカーにドッキングさせることで、お出かけ時の利便性を最大限に発揮します。

しかし、全てのベビーカーとドッキングできる訳ではありません。

ベビーシートと互換性のあるベビーカーから選ばなければならず、必然的に選べるベビーカーの数は減ってしまいます。

 

まとめ

 

ベビーシートのメリット・デメリットをふまえると

【向いている方】
・お住まいが戸建て、もしくはエレベーター付きのマンション
・自家用車が無く、カーシェアリングをよく使用する
・付け替えが多い方

【不向きな方】
・エレベーターのないアパートやマンションの2~3階以上の方
・小柄で力の弱い方

 

重要なのはご自身の
「住環境・ライフスタイルに合っているか」です。

重さと引き換えに得られるメリットが大きいのか、
それともデメリットが大きいのか。

ご参考になれば幸いです。

また、ベビーシートからの乗り換えパターンも載せて おきます。

 

ベビーシートからの乗り換えパターンについて

 

買い替えパターン①

 

ベースメントを使用して、子供の体格に合わせてシートを替えていく方法

買い替えパターン①

MAXI-COSIやCYBEX、BRITAXなどのメーカーがラインナップしています。ベビーシートの車への脱着も容易ですが、最もコストは高くなります。ちなみに4歳までの後ろ向きでの使用も可能です。

 

買い替えパターン②

 

ベビーシートはシートベルト取付、月齢6か月前後で新生児~4歳頃までのシートに替えていく方法

買い替えパターン②

ベビーシートはシートベルト取付の手間がありますが、その分パターン①よりもコストが抑えられます。ちなみにこちらも4歳までの後ろ向きでの使用が可能です。

 

買い替えパターン③

ベビーシートから、15ヵ月~12歳頃まで使えるチャイルド・ジュニア兼用シートに替えていく方法

買い替えパターン③

こちらは買い替え1回で、最もコストを抑えた方法。ただ、ベビーシートを必ず15ヵ月まで乗せないと、移行出来ない為、お子様の体格と性格によっては出来ないパターン。
ちなみに、このパターンは15ヵ月以上は前向き専用になります。

以上、ベビーシートからの乗り換えパターンも合わせて参考になりましたら幸いです。