2023年の9/1からチャイルドシートは、R129基準品しか製造出来なくなりました。
これで、ベビー・チャイルド・ジュニア、それぞれのシートの使用開始条件がハッキリしたので、スパッと書いておきます。
R129 チャイルドシートの使用開始条件
ベビー・チャイルド・ジュニア、それぞれのシートの使用開始条件は下記の3つだけになります。
①乳児用シート(身長40㎝〜※製品によっては45㎝~も有)
出典:BRITAX ROEMER
②幼児用シート月齢15ヶ月かつ、身長76cm以上
出典:MAXI-COSI
③学童用シート身長100cm以上
出典:CYBEX
①~③を図にすると下記になります。
更にこの図に、代表的なチャイルドシートの種類を重ねると下記になります。
今使用中のチャイルドシートから、R129対応チャイルドシートへの乗り換えをご検討されている方は、この図にお子様の体格を重ね合わせて見ていただく事で、適切なシートを選びやすくなるかと思います。
例①:乳児用(ベビーシート・キャリータイプ)を使用中の、1歳の場合
乳児用(ベビーシート・キャリータイプ)を使用中、1歳の場合の使用条件を満たすのは
・乳幼児兼用シート(新生児~4歳頃)
のみです。
どれだけ発育が早かったとしても、身長・体重が増えようとも、月齢15ヵ月未満の子供は、
安全基準R129においては、乳児です。
前向きに乗せる事が出来ません!
ですので、月齢15ヵ月以上と身長76㎝以上の両条件を満たすまでは、乳幼児兼用タイプを選んだとしても、必ず後ろ向きで乗せてください。
実際15ヵ月未満のお子様を試乗させると、一番しっくりくるのは、この乳幼児兼用シートです。
当サイトでお勧めする、4歳まで後ろ向きで乗せられるおすすめチャイルドシートは下記記事で紹介しています。
▶ 『4歳まで後ろ向きで使用できる チャイルドシート (詳細版)』
例②:3歳、身長が88㎝の場合
3歳、身長が88㎝の場合、使用条件を満たすのは、
・乳幼児兼用シート(新生児~4歳頃)
・幼児学童兼用シート(月齢15ヵ月以上かつ身長76㎝以上~12歳頃)
このいずれかとなります。
月齢15ヵ月以上かつ、身長76㎝から使えるチャイルド・ジュニア兼用シートは下記記事で紹介しています。
▶ 『月齢15ヵ月以上かつ、身長76㎝から使えるチャイルド・ジュニア兼用シート(詳細版)』
身長100㎝からのジュニアシートには少し背が足りないというようであれば、4歳までしか使えない乳幼児兼用シートよりも、12歳頃まで使える幼児学童兼用シートの方がコストとのバランスは良いかと思います。
例③:4歳半で身長が105㎝の場合
例③:4歳半で身長が105㎝の場合、
・幼児学童兼用シート(月齢15ヵ月以上かつ身長76㎝以上~12歳頃)
・学童用(ジュニア)シート(身長100㎝以上~)
このいずれかとなります。
幼児学童兼用シートももちろん使用できますが、身長100㎝以上のお子様には使わない機能が装備されているため、価格は高めになりますので、特にデザインなどの好みが無ければ、学童用(ジュニア)シートを選ばれると良いでしょう。
まとめ
という事で、今回はR129対応チャイルドシートの乗り換え時期について説明しました。
R129 チャイルドシートの使用開始条件は
①乳児用シート(身長40㎝〜※製品によっては45㎝~も有)
②幼児用シート月齢15ヶ月かつ、身長76cm以上
③学童用シート身長100cm以上
この3つだけになります。
決してお子様の体格は切上げたりせず、必ず使用条件内に収まるシートを選んであげてください。
より良いチャイルドシート選びのお役に立てれば幸いです。