今回はお子様を正しく座らせ、ハーネス(ベルト)を正しく装着するためのポイントをご紹介します。
チャイルドシートのお子様への正しい装着方法
お尻の位置
↓こちらの画像、パッと見は問題なさそうに見えるかもしれませんが
座りが浅く、背骨を真っすぐに保つことが出来ず、少しお腹が圧迫されるような姿勢になっています。
見分けるポイントは股バックルです。
お尻が前に迫り出していると、バックルがお尻の下から出てくるため、体重が股に食い込んでしまいます。
お尻を深い位置に座らせる事で、股バックルは真っすぐ上に伸び、股に体重が掛からず圧迫しません。
正しく座らせることで、背筋が伸びてお腹も圧迫されない自然な姿勢を取らせてあげることが出来ます。
ちなみに、車に乗せると吐いてしまうのは姿勢が原因の場合があります。 お腹が曲がった状態で、走行中の振動が加わると、腹部の不快感につながりますので、正しいお尻の位置で座らせてあげてください。
肩ベルトの高さ
肩ベルトの高さは、お子様の肩と同じ高さから出すのが基本です。
ヘッドレストに肩が当たるほど、肩ベルトの高さが低いと、
特に肩幅の狭い1歳前後の子供の場合には、肩ベルトが外側へ脱げやすくなります。
肩ベルトを適切な高さに調整する事で、
ベルトが脱げてしまうことなく、しっかりとお子様を拘束する事が出来ます。
最近のチャイルドシートの多くは、ヘッドレストと肩ベルトの高さが連動して変えられるようになっており、調整も簡単にできますので、お子様の成長に合わせ、随時調整してあげてください。
ベルトを締める
お尻の位置、
肩ベルトの高さを調整したら、
最後に下記要点でお子様にベルトを締めてあげてください。
・バックルを留めた後、腰ベルトを絞る
ここがかなり重要なポイント。
お尻を深く座らせてあげても、腰ベルトが緩いと走行中の振動や、赤ちゃんが足をバタバタさせてしまうと、すぐにお尻が前に迫り出し、姿勢が崩れてしまいます。
腰ベルトでしっかりと下半身を支え、姿勢が崩れないようにしてあげましょう。
・ベルトの締め具合
腰ベルトの緩みを絞ったまま、肩ベルトを絞っていきます。
この時のベルトの締め具合は…
お子様の鎖骨の前に大人の指1本入る位が目安です。
まとめ
チャイルドシート お子様の正しい装着方法についてでした。
下記の順でご紹介したポイントを押さえながら正しく装着してあげてください。
① お尻の位置
深く座らせる
② 肩ベルトの高さ
肩ベルトはお子様の肩の位置から出す
③ 腰ベルトを締める
腰ベルトでしっかりと下半身を支え、姿勢が崩れないように
④ 肩ベルトを締める
お子様の鎖骨の前に大人の指1本入る位が目安
せっかくチャイルドシートを車に取り付けていても、お子様が抜け出さないようしっかりと拘束しなくては、チャイルドシートは安全性を発揮しませんので、きっちり締めてあげてください。
長距離のお出かけ前など、そんなに時間がかかりませんので、お子様の姿勢や装着に不安な方はぜひチェックしてみてください。
ご参考になれば幸いです。