新生児から使える 安全性の高いチャイルドシート12選

2024年 8月5日 | ブログ

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もしもの事故から、大切なお子様を守るためのチャイルドシート。
【安全性】は何よりも一番重視したいところ。

 

今回は後ろ向きの長期間乗車を加味し、当チャイルドシート総合研究所の独断と偏見で製品のレビューを挙げていこうと思います。

 

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安全性の高いチャイルドシート12選

 

新生児から使える 安全性の高いチャイルドシート12選

 

製品ごとにどのくらいの安全性の差があるのかが分かる安全性能比較テスト

 

販売されているチャイルドシートは、全て安全基準に合格しており、最低限の安全性は認められているわけですが、安全基準をクリアーした製品の安全性は同じではありません。

安全基準をギリギリクリアーした製品もあれば、余裕でクリアーした製品もあるわけで。

 

では、製品ごとにどのくらいの安全性の差があるのか、安全基準よりも厳しいテストを行い、製品の安全性を比較するテストというのがあります。

日本ではチャイルドシートアセスメント、海外では消費者テスト、チャイルドシートテスト
などと呼ばれる安全性能比較テストです。

 

安全基準と各国の安全性能比較テストの衝突テスト内容

安全基準と各国の安全性能比較テストの衝突テスト内容

 

現在、日本が批准しているヨーロッパの安全基準において、ドイツ自動車クラブ(ADAC)で行われているKINDERSITZ TESTと呼ばれる安全性能比較テストが、最も過酷なテスト内容となっており、製品を5段階で評価しています。

※5段階評価(・非常に良い・良い・満足・十分・不十分)ちなみに、新生児から4歳までの製品で「非常に良い」評価を獲得した製品は今のところ一台もありません。

 

この安全基準よりも厳しいテストで高い評価を得ている、日本で入手可能な製品を価格帯別にご紹介していきたいと思います。

また、当研究所で以前からオススメしております「4歳までの後ろ向き乗車」も、ほとんどの製品が可能です。

 

後ろ向きに関しての詳しい情報については、こちらの記事をご覧ください。

【安全性を考えるなら、可能な限りの後ろ向き乗車を】

 

レビューポイントについて

 

それではこれら、後ろ向きの長期間乗車も加味し、当チャイルドシート総合研究所の独断と偏見で製品のレビューを挙げていこうと思います。

レビューのポイントは、

・安全性の評価(ADACで安全性能テスト*等)
・各操作系の使用感や製品サイズ
・後ろ向き時の足元スペース
・後ろ向き時のシート(背中)角度が起きているか(嫌がらずに乗るための角度)

 

です。
※並びはこの記事を執筆時点の価格順です。

 

価格帯:80,000円以上の製品

 

① MAXI-COSI
PEARL360 PRO& FAMILYFIX360 PRO

 

MAXI-COSI PEARL360 PRO& FAMILYFIX360 PRO ADAC-MAXI-COSI PEARL360 PRO& FAMILYFIX360 PRO

 

実勢価格:95,700円 セパレートモデル
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆☆☆

 

R129に対応した製品を世界で初めて製品化するなど、先進的な機能をいち早く開発するマキシコシの最新モデルの一つ。

シートとベース部分が別々のセパレートタイプなので、車2台の付け替えなども楽に行えます。

特筆すべきポイントは、世界初のドア側へスライドする機能「SLIDE TECH」です。

 

MAXI-COSI 「SLIDE TECH」機能

 

天井の低いセダン・ステーションワゴン、コンパクトカーや、座席の位置が高すぎないSUV・ミニバンでの乗せ降ろしのし易さは特筆すべきところがあります。

※ただし、トヨタのタンク・ルーミー、スズキのソリオや、ホンダのN-BOXのような2列シートのスライドドア車などではスライド機構はほぼ使えません。

 

そして、こちらの製品は、新生児を乗せるための新生児用クッションが別売りになっているので、注意が必要です。

シート、ベース、新生児用クッションの3点セットで購入すると、中々のお値段になります。

もし車の付け替え頻度が少ない、付け替えがほとんど無い方や、スライド機能が欲しいけど価格を抑えられたい方は、後述するMICA 360 PROで十分かと思います。

乗せ降ろしでドア側に回した時の高さは、スライド機能の影響もあり若干高めですが、片手操作が可能な回転レバー、肩ハーネスが跳ね上がるオープンハーネスは、使用頻度の高いご家庭や、ママさんが乗せ降ろしされることが多い場合には、使いやすくてオススメです。

安全性能評価でも高い評価を得ており、安全性も申し分ないです。

欠点としては、セパレート式全般に言える事ですが、走行中にカチャカチャ音が出やすい事です。回転式のチャイルドシートは元々回る箇所に遊びがありますが、セパレート式はシートとベース部の連結部にも遊びがあるので、どうしても走行中の揺れなどで音が出やすくなります。EV車や音に対して神経質な方はセパレート式を避けた方がよいでしょう。

 

総 評

世界初のスライド機能が便利。
天井の低いセダン・ステーションワゴン、コンパクトカーや、座席の位置が高すぎないSUV・ミニバンでの乗せ降ろしのし易さは抜群です。

シートとベースが別々のセパレートモデルなので、車の付け替えや着脱の多い方にもおすすめです。

 

 

② BRITAX ROEMER DUALFIX i-SIZE V22

 

BRITAX ROEMER DUALFIX i-SIZE V22   BRITAX ROEMER DUALFIX i-SIZE V22テストシール

 

実勢価格:88,000円 一体型モデル
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆☆☆☆

「安全性といえばBRITAX」と言わしめる、MercedesやAUDI、VOLVOやPorsche等多くの自動車メーカーにも支持されるドイツが誇るメジャーブランドの回転式チャイルドシート。生産もドイツで行われており、高い品質も魅力です。

マキシコシのような分かり易い機能は少ないですが、一つ一つの調整などのスムーズさは非常に優秀です。

VOLVOの後ろ向き専用の純正チャイルドシートと設計を共有しており、足元のスペースが最も広くできています。

 

VOLVOの後ろ向き専用の純正チャイルドシートと設計を共有

出典:VOLVO CARS

後ろ向き時のシート角度もしっかりと座れる角度になる調整可能、調整範囲も広く快適性も高いです。後ろ向き使用時の快適性を重視する方にはオススメです。

乗せ降ろしでドア側に回した時に高さも非常に低く、お子様を拘束するハーネス長も十分、調整のスムーズさもきわめて良好です。シートサイズも余裕のあるサイズになっています。

 

総 評
価格を気にせず、可能な限り後ろ向きで使いたい方にはベストな製品。シートサイズ、後ろ向きでの足元のスペースは、国内流通品で最も広くなっています。
品質・安全性・操作性・快適性どれをとっても欠点が見当たらない最強の製品です。

 

*追加情報*
DUALFIX i-SIZE V22は廃番間近なようで、後継機種のDUALFIX PROが発売されました。

DUALFIX PRO

 

安全性能比較テストはまだ未実施ですが、今までの製品評価から考えると悪い評価が出る可能性は極めて低いと予測しています。

シートの形状やリクライニングに関しては、DUALFIX i-SIZE V22のまま、ベース部に改良がくわえられています。軽量になり後ろ向きでの足元スペースがさらに広がっています。

 

DUALFIX PRO取付イメージ

 

DUALFIX PROの価格は93,500円(税込)とDUALFIX i-SIZEV22よりも高くなっていますが、満足度の高い一台といえるでしょう。 

 

 

③ CYBEX SIRONA T i-SIZE & BASE T

 

CYBEX SIRONA T i-SIZE & BASE T   ADAC-SIRONA T i-SIZE & BASE T

 

実勢価格:84,700円 セパレートモデル
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆☆

ベビーカーで人気上昇中のCYBEXの回転式チャイルドシート。

マキシコシのPEARL360シリーズ同様、シート部とベース部が分離できるセパレート式です。
足元スペースはDUALFIX i-SIZEに次ぐ広さになっており、サイベックスの回転式で、後ろ向きでの長期間の使用を考えている方にはオススメの製品です。

後ろ向きのリクライニング角度は若干寝気味ですが、調整範囲の広さが魅力です。

安全性能比較テストでも高評価を獲得し、安全性も申し分ありません。

乗せ降ろしでドア側に回した時に高さも非常に低く、回転操作も片手でできる、ベルト調節のスムーズさなども良好で、全体的に完成度の高い一台です。

欠点としては、マキシコシのPEARL360同様、走行中にカチャカチャ音が出やすい事です。回転式のチャイルドシートは元々回る箇所に遊びがありますが、セパレート式はシートとベース部の連結部にも遊びがあるので、どうしても走行中の揺れなどで音が出やすくなります。EV車や音に対して神経質な方はセパレート式を避けた方がよいでしょう。

ヨーロッパメーカーのチャイルドシートとしては珍しい、サンシェードが標準装備されています。

 

総 評
車の付け外しや、付け替えの多い方には、使いやすいセパレート式。
同じサイベックスのSIRONAシリーズと比べ、後ろ向きでもしっかりと座れる角度になっており、非常に完成度の高い製品です。
使いやすさと安全性も必須だけど、日よけも欲しいと思われる方にはオススメの製品です。

 

 

 

④ MAXI-COSI(マキシコシ) PEARL360 & FAMILYFIX360

 

MAXI-COSI(マキシコシ) PEARL360 & FAMILYFIX360 MAXI-COSI(マキシコシ) PEARL360 & FAMILYFIX360テストシール

 

実績価格:80,300円
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆☆☆☆

トラベルシステムで知名度の高い、マキシコシの回転式チャイルドシート。

上位モデルであるPEARL360 PRO(&FAMILYFIX360PRO)のスライド機能が無いモデルになります。

乗せ降ろしでドア側に回した時の高さは、若干高めですが、片手操作が可能な回転レバー、肩ハーネスが跳ね上がるオープンハーネスは、使用頻度の高いご家庭や、ママさんが乗せ降ろしされることが多い場合には、使いやすくてオススメです。

安全性能評価でも高い評価を得ており、安全性も申し分ないです。

欠点としては、セパレート式全般に言える事ですが、走行中にカチャカチャ音が出やすい事です。回転式のチャイルドシートは元々回る箇所に遊びがありますが、セパレート式はシートとベース部の連結部にも遊びがあるので、どうしても走行中の揺れなどで音が出やすくなります。EV車や音に対して神経質な方はセパレート式を避けた方がよいでしょう。

 

総 評
車の付け外しや、付け替えの多い方には、使いやすいセパレート式。
痒い所に手が届く的な使いやすい機能が盛り込まれている製品です。
パパ・ママの使いやすさに重点を置かれる方にはオススメの製品です。

 


 

 

価格帯円60,000~79,999円の製品

 

 

⑤ MAXI-COSI MICA 360 PRO

 

MAXI-COSI MICA 360 PRO ADAC-MAXI-COSI MICA 360 PRO

 

実績価格:79,200円 一体型モデル
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆☆☆

マキシコシの一体型チャイルドシート。

セパレートモデルのPEARL360 PRO同様、ドア側へスライドする機能「SLIDE TECH」搭載モデルです。

 

MAXI-COSI MICA 360 PRO「SLIDE TECH」機能

 

一部スライド機能を使えない車(トヨタのタンク・ルーミー、スズキのソリオや、ホンダのN-BOXのような2列シートのスライドドア車等)もありますが、特にヒンジドアの車への子供の乗せ降ろしでは非常に便利な製品です。

ヨーロッパの安全性能比較テストでも高評価を獲得しており、天井の低いセダン・ステーションワゴン、コンパクトカーや、座席の位置が高すぎないSUV・ミニバンでの乗せ降ろしのし易さを重視される方には、オススメの製品です。

 

総 評
痒い所に手が届く的な使いやすい機能は上位モデルのPEARL360 PROと同じ仕様です。
天井の低いセダン・ステーションワゴン、コンパクトカーや、座席の位置が高すぎないSUV・ミニバンでの乗せ降ろしのし易さは抜群です。
セパレート式ではない分、価格が抑えられており、車の付け替えが少なくつけっぱなしにするのであれば、PEARL360 PROではなく、こちらの製品で十分だと思います。

 

 

 

⑥ CYBEX  SIRONA G i-SIZE & BASE G

 

SIRONA G i-SIZE & BASE G ADAC-SIRONA G i-SIZE & BASE G

実績価格:77,000円 セパレートモデル
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆

サイベックスのセパレートモデル。

同じメーカーのSIRONA T i-SIZEとは似て全く異なる構造の製品です。
後ろ向き時のシート角度はヨーロッパメーカーとしては、かなり寝ている部類に入ります。

SIRONA T i-SIZEのリクライニングを一番寝かせた状態と、SIRONA G i-SIZEを一番起こした状態がほぼ同じ角度になっています。
首座り時期までの安心感はありますが、反面お子様が大きくなった時に座る姿勢までは背中の角度を起こせないので、後ろ向きの長期間使用には向かない製品です。

ただ、前向きはしっかりと座る形になるので、前向き重視の回転式チャイルドシートとしてはいい製品です。

 

横向き-SIRONA G i-SIZE & BASE G

 

後ろ向きの足元スペースは狭めです。

ドア側に向けた時のシートの高さは抑えられているので、シート位置の高いSUV車でも乗せ降ろしがし易いです。

走行中にカチャカチャ音が出やすいのは、他のセパレート式と同様の欠点です。

SIRONA Ti-SIZE同様、ヨーロッパメーカーのチャイルドシートとしては珍しい、サンシェードが標準装備されています。

 

総 評
車の付け外しや、付け替えの多い方には、使いやすいセパレート式。
後ろ向きの角度をかなり寝かせる方向に振っており、座る姿勢まで角度を起こせない、ある意味日本メーカー的な作りです。
そのため、長期間の後ろ向きの使用には不向きですが、首座り時期までの安心感重視の方には、いいシートです。

 

 

 

⑦ CYBEX SIRONA Gi i-SIZE

 

CYBEX SIRONA Gi i-SIZE  ADAC-SIRONA Gi i-SIZE

 

実績価格:69,300円 一体型モデル
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆

SIRONA G i-SIZEのセパレートしない一体型モデルです。
製品特徴のほとんどはSIRONA G i-SIZEと同様です。

 

総 評
後ろ向きの角度をかなり寝かせる方向に振っており、座る姿勢まで角度を起こせない、ある意味日本メーカー的な作りです。
そのため、長期間の後ろ向きの使用には不向きですが、首座り時期までの安心感重視の方には、いいシートです。

 

 

 

⑧ MAXI-COSI MICA PRO ECO i-SIZE

 

MAXI-COSI MICA PRO ECO i-SIZE MAXI-COSI MICA PRO ECO i-SIZEテストシール

 

実績価格:69,300円
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆
後ろ向き時のシート角度:☆☆☆

マキシコシの一体型チャイルドシート。

上位モデルのPEARL360のセパレート機能が無いモデル、MICA 360 PROのスライド機能が無いモデル、という位置づけです。

片手操作が可能な回転レバー、肩ハーネスが跳ね上がるオープンハーネスなどは、上位モデルと同様です。

長期間の後ろ向き乗車としては、角度はまぁまぁですが、足元が少し狭めです。

安全性能評価では高い評価を獲得しています。

 

総 評
痒い所に手が届く的な使いやすい機能は上位モデル譲り。
セパレート式ではない分、価格が抑えられています。乗せ降ろしのし易さを重視される方にはいいシートです。

 

 

 

⑨ MAXI-COSI AXISSFIX PLUS

 

MAXI-COSI AXISSFIX PLUS ADAC-MAXI-COSI AXISSFIX PLUS

 

実績価格:66,000円
安全性能評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆
後ろ向き時のシート角度:☆☆☆

マキシコシの一体型チャイルドシート。

特徴は何といっても回転式チャイルドシートでは稀なサポートレッグという支えの足がない、トップテザー方式の取付け方法です。

 

トップテザー方式MAXI-COSI AXISSFIX PLUS

 

車内スペースを広く取れたり、ミニバンなどに取り付けた状態でシートスライドが使えたりなど、ほかの回転式にはない特徴があります。

その反面、後向きの使用が最長でも身長87㎝、おおよそ2歳頃までしかできないのが欠点です。

ただ、土台の高さがジュニアシート並みに低いので、車内での圧迫感がないのが長所です。

 

総 評
後ろ向きの使用期間が最長で2歳頃までと、長期間の後ろ向き乗車はできません。
使いやすさに関しては、いたってシンプル、イスの形もしっかりと座れる形になっています。コンパクトカーや、双子などの多胎児で、車内スペースを抑えたい方にはオススメできるのチャイルドシートです。

 

 

 

⑩ BRITAX ROEMER DUALFIX PLUS

 

BRITAX ROEMER DUALFIX PLUS  BRITAX ROEMER DUALFIX PLUSテストシール

 

実勢価格:63,800円
安全性評価:ADACチャイルドシートテストでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆☆☆

BRITAX ROEMER の一体型の回転式チャイルドシート。
こちらは中国生産という事で、同ブランドの製品としては比較的価格が結構抑えられたモデルです。

この価格帯では、最も後ろ向きの足元スペースが広く、リクライニングの角度に関してもしっかりと座れるようになっています。

 

BRITAX ROEMER DUALFIX PLUS取付イメージ

 

上位機種のような、シートの素材感や質感の高さや、飛び道具的な派手さはありませんが、操作系はシンプルで、いたって使いやすいです。

特にシートカバーの着脱に関しては、最も簡単なのでお手入れ重視の方にもおすすめです。

安全性能評価においても高い評価を獲得した、コストパフォーマンスの高い一台です。

 

総 評
DUALFIX i-SIZEV22(PRO)の弟分的な製品。中国生産モデルという事で価格が抑えられています。後ろ向き時の足元のスペースも広めで、角度もしっかりと起こせます。
派手な機能や特徴はありませんが、チャイルドシートの基本を押さえた製品です。
価格を抑えながらも可能な限り後ろ向きで使用されたい方にはオススメの一台です。

 

 

 

価格帯30,000円~59,999円の製品

 

⑪ MAXI-COSI STONE

 

MAXI-COSI STONE

 

実勢価格:59,400円
安全性評価:同型兄弟モデルで満足評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆
後ろ向き時のリクライニング角度:☆☆☆☆

MAXI-COSIの一体型の回転式チャイルドシート。

跳ね上がる肩ベルトパッド(オープンハーネス)など、シート自体の使い勝手は上位モデルと遜色のない作りになっています。

ドア側に向けた時の座面の高さは、マキシコシ製品の中では最も低くなっており、子供を持ち上げる高さを抑えられます。

これは輸入代理店の直営店限定モデルのようで、現物確認が出来る店が少ないのが残念ですがコストパフォーマンスの高い製品です。

安全性能評価テストは未実施ですが、同型の兄弟機種(MICA ECO i-SIZE)が満足評価を獲得しています。

 

総 評
足元のスペースが少し狭めですが、シートの角度はしっかりと起き上がります。
マキシコシの上位機種と同じオープンハーネスなど利便性の高い機能が搭載されています。
価格が抑えられながらも、使いやすさと安全性のバランスが取れた製品です。

 

 

 

⑫ JOIE i-ARC360

 

JOIE i-ARC360

 

実績価格:38,500円前後
安全性評価:同型兄弟モデルでGOOD評価
後ろ向き時の足元スペース:☆☆☆
後ろ向き時の角度:☆☆☆

インターネットを中心に、比較的お求めやすい価格に抑えた製品を数多く発売するJOIEブランドの回転式チャイルドシートです。

50,000円未満の製品としては、反則レベルの出来の良さです。
多少操作系が大味なところはありますが、価格を考えたら納得できるレベルです。

回転操作レバーも本体側面にあり、ベルトの長さも十分です。

メーカー名はあえて伏せますが、国内メーカーの特価品を買うなら、こちらの製品の方がおすすめです。

 

総 評
全体的には大味な印象ですが、価格を考えたら文句の言いようがないモデルです。
50,000円以下の製品だと、敵なしです。

 

 

 

以上、製品①~⑫まで【安全性】を重視した後ろ向きの長期間乗車を加味し、当チャイルドシート総合研究所の独断と偏見で製品のレビューを挙げてまいりました。

チャイルドシート選びの参考になりましたら幸いです。