新生児から使える、ISOFIX固定のチャイルドシートの取付け時の注意すべきポイントを纏めました。
ポイントを押さえることで、後ろ向きのチャイルドシートの角度を【改善できる可能性】があります。
— もくじ —
ISOFIXチャイルドシート取付け注意点
これは画像の製品など、特定の機種ではなく、ほとんどの新生児対応ISOFIX固定のチャイルドシートで発生し得る事なので、もしご不安な方はご確認ください。
画像の①と②はミスユース、③と④は正しく取付けた場合の画像となっております。
順に見ていきましょう。
①チャイルドシートと車のシート背もたれの隙間が空いてしまっている
①の様に、チャイルドシートと車のシート背もたれの隙間が空いてしまっている場合は、車のシート側への押し付けが足りない可能性があります。
また、走行中のガタつきなどがある場合も、チャイルドシートと車の背もたれに隙間が空いている場合があります。
②後向きのチャイルドシートが立ち上がってしまう
①の状態(チャイルドシートと車のシート背もたれの隙間が空いてしまっている)のまま、チャイルドシートのサポートレッグを張ると、②の様に後向きのチャイルドシートが立ち上がる傾向にあります。
③チャイルドシートと車の背もたれに隙間がない
サポートレッグを張る前に、
③の様に隙間無く、しっかりと押し込んでください。
④チャイルドシートが立ち上がり過ぎず安定した取付
また、車のシートの背もたれを後側にリクライニング出来る場合にはISOFIXに接続後、車のシートを起こして可能な限りチャイルドシートと密着させてください。
そうする事で、後ろ向きのチャイルドシートが立ち上がり過ぎず、④の様に安定した取付状態になります。
①~④ のポイントを押さえることで、後ろ向きのチャイルドシートの角度を【改善できる可能性】があります。
⑤改善前と改善後の比較
改善前の後ろ向きのチャイルドシートの角度に対し
※新生児用クッション不使用時背もたれ中心部の角度
改善後は約5度ほど寝かせる方向に設置出来ました。
⑥まとめ
以上、新生児から使える ISOFIX固定のチャイルドシートの取付け時の注意すべきポイントを纏めました。
お車のシート形状や、厳密にいえばISOFIXバーの位置によっては、効果が出ない場合もあります。
ただ、ミニバン等のリクライニングが出来る後部座席で車側のシート背もたれを、寝かせて取り付けられている場合には、これらを直していただく事で、取付時の角度や安定感が改善される可能性がありますので、ぜひお試しください。
なお、車のシート背もたれ角度が調整できない場合、チャイルドシートとの相性により、若干上側に隙間ができる場合もあります。
その際には、背もたれ側にしっかりと押し込んだ状態で、チャイルドシートの底面が浮かない程度にサポートレッグを張る(張り過ぎない)様にしてください。
角度やガタつき、グラつきでご不安にお感じの方の、改善に少しでもつながれば幸いです。